健康的な夏バテ対策

クエン酸を摂ろう



クエン酸を積極的に摂ると、新陳代謝を促進します。クエン酸を吸収した身体は、内側の糖分、脂肪分をエネルギーに転換させます。クエン酸が充分な人は基礎代謝量も高い傾向があるとされ、もともと基礎代謝量を上げるには運動量を重視する必要があるわけですが、クエン酸は疲れを溜めにくくする効果があって、持久力アップ・疲労回復効果で克服していけるのです。見方を変えれば、クエン酸は夏バテを防止するためには有効な成分にもなるのです。


夏になると、昔から積極的に梅干しや酢の物を口にする知恵があるのは誰もが知っていると思います。人間が摂取・吸収した脂肪、糖質、タンパク質をエネルギーに転換するにはビタミンB1などが必要ですが、それを促進するのがクエン酸です。昔の人は経験上これを知っていたわけです。


クエン酸を梅干しで摂るなら3個程度とされています。高血圧などの人は、塩の量が少ない梅干しを選べばいいのです。クエン酸はレモンにもたっぷり含まれています。ただ、酸味が強力なので、それほど酸味がないリンゴ、モモ、メロンなどで代用するのでもいいでしょう。基本的に柑橘類に豊富に含まれているので、こうした果物をジュースにして飲めば、クエン酸が充分に摂れます。食事では酢の物を積極的に摂ればいいのです。


夏場でもたくさん運動したいという人は、特に乳酸を貯めやすいわけですから、一層、クエン酸の摂取が必要となります。クエン酸はエネルギー生産と疲労の回復には欠かせません。スポーツ選手などは、クエン酸サプリメントを使用する場合も多いようです。夏場の疲労回復にクエン酸を最大限に活用したいものです。