夏バテのいろいろな対策
夏バテ対策の食事については重要ポイントですが、その更に基本となる水分コントロールについても忘れてはいけません。体内水分が不足すると、脱水症状・熱中症に陥る危険があり、命が危険にさらされることもあるからです。
大人が1日に必要な水分量は排出量と同じ2.5リットル(体重×50ml)です。直接口から摂取するのは2リットル程度で、特に夏期は大量の汗で水分が失われるので、いっそう充分な水分補給が必要とされています。
ポイントは1度に過剰に水分を摂取しないようにすることで、それをすると腎臓に負担がかかってしまいます。お勧めは1回コップ1杯程度の水を飲むことで、これを数回に分けて飲んでください。
喉が渇いたと感じたら既に危険なのです。これは脳からの水分不足サインで、すみやかに水分を補給しましょう。それ以外でも、入浴、就寝時などには意識して水分を摂るようにした方がいいでしょう。
また、就寝の際のクーラーのつけっぱなしは止めましょう。過剰な冷房は夏かぜ、下痢、体調不良の原因となります。暑くて寝苦しい時にはいろいろ工夫しましょう。
お勧めは寝る前に先に寝室を冷やしておくことです。温度を27~28度にしておけば眠りやすくなります。
お風呂で汗を流して寝るのも効果的です。特にぬるめのお風呂なら自律神経が落ち着いて心身をリラックスさせてくれます。
また、寝る前の暴飲・暴食は避けて、軽い運動をするようにして適度な疲労感で快い睡眠を誘いましょう。普段の風通しや日よけも効果があります。
ツイート